発声教室について

ご挨拶

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  発声教室統括 大津 亘 専務理事

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   "阪喉会に集う"
    "さあ、第二の声 獲得に
         チャレンジしよう!"

発  声  教  室
教室 種 別 / 曜 日 開 講 時 間
肥 後 橋 教室 初心者講習 月 ≪※水≫ 11:00
~12:20
食道発声
初級教室
月・水・金
11:00
~12:20
中・上級
教室
月・水・金
13:00
14:20
 
女性 教室
月・水・金
11:00
~12:20
笛式人工喉頭 13:30
~14:30
電動式人工喉頭 12:00
~13:00
シャント発声 12:00
~13:00
阪大教室 食道発声、
電動式 笛式
12:00
~13:00
電動式人工咽頭 12:00
~13:00
大阪国際がんセンター教室 電動式人工喉頭 12:30
~14:00

   

   

発声教室

初心者講習(オリエンテーション)

初心者講習では、代用音声の種別とそのしくみ、おのおのの長所と短所や 喉頭全摘後の、発声器官の変化を説明し、理解していただきます。また、音声リハビリを続けるために必要な範囲で、食道形成手術の有無等の状況をお聴きし、その上でどの発声法が適当か相談していますが、事情の許す限り食道発声法にチャレンジすることを勧めています。

   

   

肥後橋教室

食道発声

初級教室

初級教室では、不幸にして声帯を失い声を失くした方に、第二の声を取り戻すための「食道発声法」の基本を指導させて頂きます。食道発声は、食道へ空気を取り込み、それを腹圧等で戻して発声します。まず、基本の音、原音「ア」の発声に取り組みます。原音が出たら空気の取り込みを練習しながら、「ア、イ、ウ、エ、オ」、そして五十音発声、日常会話へと繋げていきます。病態により症状や手術の仕方は様々で、食道発声を習得するのに時間の差はありますが、食道発声習得のポイントは決して諦めないことです。必ず出来るという信念を持って挑戦して下さい。仲間がみんなで応援しています。

中上級教室

カワセミくん
中上級教室
教室はコロナ感染対策として、テーブル人数6→4人としアクリル板設置で飛沫対策継続中です!

当教室の目指すところは、完全に  第二の声を取り戻し、いかに健常者の 会話に近づけるかにあります。中級クラスの発声練習の要点は、原音を 習得し、初級にパスした人を受け入れ、更にスムーズな空気の取り込みのため吸引法に取り組みます。

そのためには、

  1. 腹式呼吸の徹底
  2. ストロー吹きの反復練習
  3. うがいの奨励
  4. 開口状態での連続発声
  5. 誤発声や雑音の矯正

などの練習を重ねます。次に上級クラスの発声練習の要点は、口からだけでなく、鼻からも空気を取り込む吸引法の徹底と反復練習に取り組みます。具体的には、

  1. ①長音発声の反復練習
  2. ②連続5音節以上の習得
  3. ③特にむつかしい「さ行」と「は行」の反復練習
  4. ④声の強弱や高低、抑揚と間(ま)などの練習を行い、

これらに加えて、物語や詩の朗読も行います。更に成果発表制度として、7月の上期末と12月の下期末に行う。終講式の行事の一環として、その期間中の進級合格者に、課題テキストや自作のエッセイなどを、日頃の練習の成果として披露してもらっています。人前でマイクを持って喋れたという自信は、その後の練習および実生活に、大きな励みと充実をもたらしています。

女性教室

食道発声の習得ということにおいては、男女差はありませんが、手術痕もさることながら、頚部に気管孔があいたままという事実は男性の 場合以上に認めがたいものです。まずは、同病の仲間と交わり、前向きに決して諦めず、積極性を取り戻すことが第一歩となります。ある程度の会話ができるようになると、いかに女性らしい声をだすかということにも注力します。

電動式発声教室

早い社会復帰を望まれる方、すぐにも意思伝達手段を必要とする方、また、体調不良時等の非常用意思伝達手段として、電動式人工喉頭での発声訓練の受講を考えてください。電動式人工喉頭による発声には、呼気(吐き出す息のこと)は不要です。電動式人工喉頭を当てる場所には、個人差があります。口腔底部(顎の下)の皮膚で手術瘢痕(はんこん、傷あと)のない部位で、最適な場所を探します。手術後の顎の下の皮膚の状態が硬くもなく、傷痕も治り、柔らかくなっている方であれば初日の1時間の練習で簡単な日常会話ができるようになります。

笛式人工喉頭教室

笛式人工喉頭の発声音は大きく明瞭で、肉声に近く、長時間の使用でも疲れません。発声方法の習得も比較的容易です。明確に意思を伝達する手段としては、非常に有用です。ただ、器具を装着すると障害者として目立ち易いという恥ずかしさがありますが、相手に自分の意思を伝えたいという強い思いと、仲間の励ましが、それを克服してくれます。当教室では、週2回、詩や文章の朗読、唱歌の合唱、脚本的な会話文章でのかけ合いのセリフのやりとり等、習得が容易なゆえに、常にあきがこないテキストの採用に留意しています。

   

   

阪大教室

開催場所

【阪喉会発声教室】は、大阪大学医学部附属病院内の、病棟屋上14Fの会議室を使用して、開催しております。

( 開催は、毎週土曜日  12:00 ~ 13:00 )

食道発声と電動式発声のグループに分かれて練習を行っております。

 (注:発声教室に関する問い合わせは、阪喉会へお願いいたします。)

   

   

大阪国際がんセンター教室

開催場所(日程により変更有。)

【阪喉会発声教室】は、4月より大阪国際がんセンター内の、
   外来1Fの 小会議室3を使用して、開催しております。


( 開催は、土曜日  12:30 ~ 14:00 
   会議室の使用が出来ず、肥後橋教室代替開催の日程も有。

※開催日程 及び 開催場所は、添付 PDF 参照下さい。

大阪国際がんセンター令和6年度日程(HP用)PDFファイル

(注:発声教室に関する問い合わせは、阪喉会へお願いいたします。)

   

   

オンライン教室

オンライン教室について

阪喉会の会員で、教室から遠隔の方や、お身体の具合で教室に来られない方を対象に、ZOOMを使ったオンラインでの発声指導(人工喉頭・食道発声)を行っております。 病院やデイケアセンターよりの要望に関しまして、術前・術後の方への代用音声の出張"説明会"も あわせて行っております。
※上記ご要望・お問合せの方は、下記メールアドレスに連絡ください。


メールアドレス:kanri@hankoukai.jp

(公財)阪喉会 理事長 杉本 隆

   

   

発声教室の風景

発声教室風景について

発声教室風景